映像授業による独学法とは
中卒・ひきこもり・ホームレスから九州大学へ合格。
「弱者の勉強法」パート2です。

弱者の勉強法パート1「1点突破法」を使い
- 成績アップしてやる気がある内に
- 九州大学へ通用する基礎力をつける
勉強法です。

第1部「スケジュール」
長期計画
- 合格に必要な「問題集の周回」を想定し
- 周回数と「受験期間」を比較して
例えば、私の場合は以下の様になります。
実行の可否を探ります。
| 状態1 | 4月1日 九州大学工学部を不合格になったばかり |
| 状態2 | 人生初の物理 重力を「↓mg」と書くことすら知らない |
| 問題集の周回 | 5周 5周してダメなら九州大学を諦める |
| 受験期間 | 10ヶ月 4月1日~1月20日(共通テスト) |
| 実行の可否 | 可能 10ヶ月あれば問題周を5周できる 5周すれば九州大学に合格できる |

中期計画
「問題集1周」を1区間とし、1区間を中期計画とします。
- 問題集の問題数を
- 中期計画の日数で割ると
1日に解く問題数が解ります。
| 物理重要問題集 | 全154問 |
| 中期計画の日数 | 4ヶ月 (122日) |
| 1日に解く問題数 | 154問÷122日 =1.26問/日 |
| 実行の可否 | 可能 1日1.26問なら 頑張れる |

短期計画
中期計画を日割りして、約1ヶ月を短期計画とします。
- 短期計画と
- 生徒さんの現実問題
を総合的に考え、受験計画の完成となります。
| 短期計画 | 4月1日~4月30日 1日1.26問を30日 |
| 現実問題1 | 物理は初学なので 中盤の「波動」 後半の「電磁気」 は、夏以降しか勉強できない |
| 現実問題2 | 12月1日からは 二次試験対策を完全に止め 共通テスト対策1本に絞るため 勉強できない |
| 現実問題1に 適応する作戦 | 前半の「力学」だけを 1日1.26問ずつ反復し 「波動」「電磁気学」は 予備校で習ってから 問題集に取り組む |
| 現実問題2に 適応する作戦 | ひとまず11月30日まで 上記の作戦を実行し 問題集を4周する 11月30日の学力状態に応じて 作戦を変更する |

これを下図のスケジュール表で管理します。

- 大学ノートを横向きに置く
- 黒ボールペンで横線を引く
- 青ボールペンで日付と勉強内容を記入
- 青ボールペンでイベントを記入
- 実行できたら赤丸をつける
- 途中で勉強メニューが増えたら追加する
第2部「問題集の使い方」
問題集の選び方
この1冊を身につければ、必ず志望校に合格できる
と思える1冊を購入します。
まず、重視するのは「安心感」です。
問題集を心底から信用できれば
- 計算外のパワー
- 実力以上の力
を引き出せるからです。
次に重視するのは「志望校の傾向」です。
- 地味に難しい九州大学
- 私立中学の華麗さがある東京大学
- 実学の要素が強い関西系の大学
など、各大学に適した問題集を使います。
最後に重視するのは「問題量」です。
- できるだけ問題量が少ない
- それでいて重要事項が全て詰まった
密度の濃い1冊を選びます。
問題集の進め方
まず、購入した問題集から「不要な問題」を省きます。
不要な問題
- 例題
- サービスで追加された練習問題
- 章末問題・発展問題
これらは解かなくてよいです。
問題集の軸となる「練習問題」だけを解き
- 勉強量を減らして
- 回転数を上げ
才能の不足を補います。
次に、1日を「義務枠」と「自由枠」に分けます。
| 義務枠 | 自由枠 | |
|---|---|---|
| 1日の中で | 先に勉強する | 後に勉強する |
| 勉強内容 | 復習 基礎の反復 新しい問題1問 | 新しい問題 |
| 勉強メニュー | 決めておく | 気分に合わせて |
- 「義務枠」を果たすと「自由枠」の新しい問題が楽しくなります
- 「自由枠」の新しい問題を解くために「義務枠」を頑張れます
最後に、以下のスケジュール表に赤丸をつけ
- 「義務枠」の達成具合
- 「自由枠」の勉強バランス
を確認します。

過去問の使い方

過去問は温存しないで、できるだけ早く見てください。
- 過去問からデータを収集する
- 集めたデータを分析する
- 分析を元に攻略法を作る(弱者の勉強法3「受験の攻略法」)
- 攻略法に沿い「弱いなりの戦い」をする

上記のプロセスで
- 学力上位者と戦わず
- 合格最低点に着目し
- トップ合格を捨てる代わりに
- 合格最低点を100%超える事に特化
します。
第3部「暗記の憶え方」
単語カード学習法

- 解けなかった問題
- 憶えてなかった知識
- 忘れそうな知識
などを見つける度に「単語カード」へ記入します。

- 表:問題文
- 裏:正解
を書くことで、自分だけの「解らないものリスト」を作り、これを引き出しに蓄えて1日1回読んでください。
1日1回読みさえすれば、憶える必要はありません。
- 道路の「信号機」の様に
- 憶えようとしなくても
- 自然に知ってしまった状態
を作ることがポイントです。
もう1つのポイントとして「隠す部分」に気をつけてください。
入試本番をイメージし
- 本番で自分が困りそうな部分
を隠すことがポイントです。
例えば、上記の画像なら
- キサントプロテイン反応
- ビウレット反応
- 硫黄反応
を隠しても、あまり意味はありませんが
- ベンゼン環を持つアミノ酸の検出
- トリペプチド以上の検出
- 硫黄を含むアミノ酸の検出
を隠せば、強力なオリジナル問題集となります。
英単語の憶え方

まず、憶える内容に関して
- 1つの英単語につき
- 1つの意味
だけ憶えてください。
不要な部分を黒塗りすると、以下の様になります。

九州大学理系までなら、これで通用します。
次に、憶え方に関して
- 赤シートを使い
- ページ左上の単語から下方向に
意味を言えるか確認してください。

途中で間違えたら
- ページの左上に戻り
- 最初の単語からやり直します

ノーミスで右下まで行きつけたら、1面クリアです。

最後に、英単語帳の進め方に関して。
下表の様に、復習と新ページ追加を行ってください。
| 勉強 | 復習 | 新ページ |
|---|---|---|
| 1日目 | - | 1面 |
| 2日目 | 1面 | 2面 |
| 3日目 | 2面まで | 3面 |
| ︙ | ︙ | ︙ |
| 最終日 | 最終面の 手前まで | 全面クリア 英単語マスター |
小さな勉強法
- やる気が出ない時
- 入試直前期
- ある科目だけで使える
など、局地的・限定的に使う勉強法です。
1.逆から法
問題集の周回がマンネリした時に使います。
問題集を後ろから解き進めます。
章末の難しい問題から勉強することで
- 以降、これ以上難しい問題は無い
という状況を作り、心の支えにします。
2.耳栓勉強法
集中できない時に使います。
耳栓を着けることで
- 風の音
- 車の音
- 生活音
などノイズをカット。
深夜の静かな環境に近づけることで、夜中の集中力を引き出します。
3.踏み台昇降学習法
暗記の反復が辛い時に使います。
踏み台昇降しながら暗記を反復することで
- 暗記の辛さが軽減され
- 記憶力が上がり
楽しく暗記できます。
また、シャツを絞れるほど汗をかけるので気持ち良いです。
4.セパレート学習法
難問を学ぶ時に使います。
大問1つを1回の勉強で理解せず、数日に分割します。
例えば、九大数学なら
- 問題文を理解する
- 作図して状況を把握する
- 1手目に何をするか考える
- 計算を進める
- 正解につながる作図をする
- 作図から最後の計算をする
というプロセスがありますが、1~3番だけでかなり頭が疲れます。
その状態で4~6番を勉強しても、時間ばかり流れて身につきにくいです。
そこで
| 初日 | 1~3番 |
| 2日目 | 4~6番 |
| 3日目 | 1~6番 |
と分割すれば、楽ができて集中力も高い状態で学習できます。
5.1手目法
難しい数学で使います。
- 問題文を読み
- 「1手目に何をするか」考え
それが正しかった場合は以降の計算をせず、次の問題へ進みます。
数学で最も難しい「1手目の方針」だけに集中することで
- 難関大学の数学を
- 1日で10問以上
勉強できます。
6.TA学習法
勉強効率が落ちた時に使います。
問題集を使ってTA(タイムアタック)します。
- スタートラインを決める(XページのY番など)
- タイマーをセットする
- 必ず決めた時間で勉強を止める
- どこまで進めたか毎日記録する
延長禁止なので集中力が引き出されます。
毎日ページ数の記録が伸びるので楽しいです。
上記「踏み台昇降学習法」と合体できます。
7.RTA学習法
勉強効率が落ちた時に使います。
問題集を使ってRTA(リアルタイムアタック)します。
- スタートラインを決める(XページY番など)
- ゴールを決める(Zページα番など)
- ゴールまで問題を解く
- かかった時間を毎日記録する
時間に追われるので集中力を引き出されます。
毎日タイムが縮まるので楽しいです。
上記「踏み台昇降学習法」と合体できます。
8.相反法
勉強を続ける事が辛くなった時に使います。
| 相 | 反 |
|---|---|
| 理系 | 文系 |
| 暗記問題 | 思考問題 |
| 重たい勉強 | 軽い勉強 |
| 机で勉強 | 床で勉強 |
など、属性の反する勉強を2つ準備しておき、15分おきにチェンジします。
小刻みに切り替えることで、脳の疲労を軽減します。
9.サウンド学習法
過去問の実践訓練で使います。
イヤホンを装着し、ノリの良い音楽を聞きながら問題を解きます。
音楽に集中をジャマされることで、入試本番に近い状態を作れます。
また、好きな音楽を聞きながら問題を解くので楽しいです。
10.単語カード学習法
暗記で使います。
- 米粒ほどの大きさで、単語カードの表に問題を書く
- カード裏側に正解を書く
- 自分だけのミニ問題集を作り、ポケットに入れておく
11.呼吸法
大幅に回復したい時に使います。
- 床に仰向けで寝る
- 息を大きく吸い込んで5秒固定
- 口を小さく開け、ゆっくり息を吐く
- 「液体になって床に溶ける」イメージで息を吐き切る
- 全身の力が抜け、体が床にペッタリ張り付く
- アゴの力を抜く
- 目玉の力を抜く
- この時「手の平がフワッ」と温かく・浮遊感があれば成功
- その「フワッと温かく」を手の平から全身に広げたら大成功
10分しか寝てないのに数時間経った気がしたら成功しています。
12.入浴学習法
お風呂に入る前に
- 1番難しい問題
- 今1番考えたい問題
を見てください。
そして、浴室でジックリ考えてください。
問題のことを考えている内
- いつの間にか体を洗い終わっていた
- いつの間にか頭を洗い終わっていた
そのぐらい風呂場は集中しやすい環境です。
13.オリジナル勉強法
「映像授業による独学法」を進めていくと、上記の様な
- 新しい勉強法
を思いつくようになります。
それらは約30秒で頭から消えてしまうので
- すぐメモを取り
- とりあえず実行
してみてください。
14.あしたへ架ける橋

全てのスケジュール表を横に並べると、1つ1つの赤丸が積み重なって「赤い橋」の様に見えます。
たくさんの学生さんがこの橋を渡り、人生を変えています。

